医師、心理スタッフの職種が配置基準の中で、法的に義務付けられているのは、児童心理治療施設だけです。
施設内・外で行っている全ての活動を治療と位置付け、子どもに関わる全ての異職種が連携協働して、子どもの治療目標を達成出来るよう本人、家族を支援していきます。
児童精神科医や心理スタッフが月数回、約1時間程度の治療場面を設定しています。
色々な手法を使って心の中の不安や葛藤を表現させ、それを軽減していくための手助けを行います。
- カウンセリング(ことばのやり取り)
- 遊戯療法(遊びを通してのやり取り)
- 箱庭療法(物を通してのやり取り)
- 描画(絵を通してのやり取り)
- 心理発達検査
- SST
※医学的な所見に基づき、症状を軽くするため、一時的に服薬治療も行っています。
利用する子どもたちの多くは、仲間作りや集団生活が苦手で、特にルールやきまりに対して、不安も大きく、様々な生活場面において自信を失っている姿を見かけます。
安定した生活環境の中で、子どもとしての成長、発達に必要な様々な経験を積み重ねることにより、本来、持ち合わせている能力を引き出し、社会適応能力の向上を支援しています。
目標
- 集団生活を通して、基本的生活習慣の確立
- 温かく安定した気持ちの中で、思いやりを育む事ができるよう寄り添います
- 個別的な活動で苦手な事にも少しずつ挑戦しながら自己肯定感を育てていきます
島根県立出雲養護学校
みらい在籍の小中学生はみらい分教室に通っています。